人の欲望
昔(もう10年くらい前になるんだな)、博報堂でマーケティングの
仕事をしていたときに教わってしっくりきたことの一つに、
「マーケティングとは人の欲望に接触する為の活動」ということがある。
アトランティスの木村さんが最近Twitterでつぶやいていた、
・人の欲望が所有欲から違うものへ急速に変化している。
ということや、gumiの国光さんがソーシャルゲームの社会的意義として、
・満たされた成熟化社会でのエンターテイメント(心的価値)
を謳っている?(多分)ことなどからも分かる通り、ネット業界でも
この「人の欲望」をどう見抜きどうサービスに反映させて行くのかが
大切だと思う。
その点で、「人の欲望」と「それに基づく動き」に組織的に敏感になり、
それをランキング対策やサービスそのものへの反映にスピーディに
活かせているのが、当社がスマートフォンアプリの分野で現状まずまず
の成果を上げられている一つの理由だと思う。
サービス提供側が「ユーザーにこのように動いてほしい」と考える設計
ではなく、「ユーザーの欲望は何か」を起点に考えると、物事の判断が
すっきりすることが多い。単純だけど、この積み重ねでサービスは改善
していくしかないと思う。